2021.4.22

 ミツカくんのラーメンと、私が追加で頼んだ替え玉と餃子はほどなく来た。私たちはラーメンを食べる間はお互い無言だったが、小机までの横浜線のなかではずっとしゃべっていた。彼は大阪出身だったが、引っ越しのたびにその土地のチーム──高校まではセレッソ大阪、名古屋の大学ではグランパス、中退して埼玉でフリーターをしていたころは大宮アルディージャ、練馬に住んでいるいまはFC東京──を応援しているのだという。クラブワールドカップで観て以来ずっとACミランが好きで、国内ならマリノス一筋だった私からすれば浮気性もいいところでちょっと信じられないが、なんというか、そのほうが応援の理由が明快でわかりやすい。私が引っ越すたびにその土地の地方紙を購読しているのと、きっと似たようなものなのだろう。