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2021.5.2

 そうやっていったんは流れていった話題のしめくくりに、エリカが、ほんとうは最初からそれを言いたくて、ずっと口のなかで転がしていた跡の残る声音で、わたしたち、最近この店で集まること多いからさ、外で集まろーよ、と言った。サッカーでもいいからさ。

 そこからどういうふうに相談が進んだのだか、客の対応をバイトの学生に任せてテーブルに来たミツカくんと中村憲剛の話をしていて私はぜんぜん聞いていなかったのだが、私たちは翌週の水曜日に、みんなで江の島に行くことになったのだった。


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