2021.8.12

はたして私がいま打ったこの読点は、オスカーに見せても恥ずかしくない読点なのか?

 しかし私が書く作品はほとんどがオスカー・ワイルドと関係のない文章で、ワイルドのことは雑念にすぎず、そんなことを考えながら打つからゲラでめちゃくちゃ出し入れすることになるのだ。

 私が小説を書くとき、読点の位置に迷わないことはないし、だとしたら、私の書くものは、オスカー・ワイルドにも囚われているということだ。カンマの王オスカー・ワイルド! しかもこのエピソードは、宇野原さんとかじゃなく林原さんが言ってたことだから、嘘や与太ではないはずだ。