2021.9.4

 プロットは苦手だ。林原さんは、デビュー以来、プロットの相談をするのが当然だったから、文芸誌の編集者からはじめて依頼がきたとき、おおまかな枚数だけ決めて終わり、という打ち合わせにびっくりした、と言っていた。それでは不安だからとお願いして、いまではほとんどの担当者が、プロットからいっしょに作ってくれるのだという。しかしプロットを見たいという編集者に、私の、気ままに一文ずつ書きたい、みたいなわがままはなかなか通らず、年内が締め切りの百枚くらいの中篇のプロットを提出するように言われて以来、ここ四日ほどずっと悩んでいる。

 私は迷ったらだいたい夢に頼る。