水原 涼 Ryo Mizuhara

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    • 2021年3月28日

    言葉で築かれた墓碑

    進藤純孝『ふり向けば独りきり』(光人社、1993.3)を読んだ。 第三の新人の同志たちとの交友も、彼らと併走してきた数十年の歳月も、文学論や小説家の評伝めいた記述も、ここにはほとんど含まれていない。最愛の妻を亡くした進藤は、何をしても妻のことを、妻との日々を、その不在を思っ...
    • 2020年12月8日

    召し上がれ!

    昨夜の鍋の残りに、これも残りものの白米を投入して雑炊めいたものを作って食べた。くたっとした白菜、結び目からほどけ落ちた白滝、鶏肉のかわりに入れたベーコンの切れ端。よく味が染みて美味しいが、レンジでチンしてひと煮立ちさせただけなので、料理をした、という実感はほぼない。...
    • 2020年11月3日

    曇らなかった鏡

     あれは京都だったのか、古都という枕詞を附されるのがふさわしい街並みのなかでペーパーナイフを買ったのは、修学旅行の自由行動の時間か、その街のどこかで学生生活を送る親戚の家を訪ったときだったかもう憶えていない。小刀を模した白木の鞘には、たしかその観光地としても名高い古刹か城郭の……
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